2011年05月10日

69期名人戦第三局 大盤解説会@名古屋 その2

実は1回目の次の一手の直前ぐらいに、会場に杉本七段と室田女流初段が顔を出してくれました。
それまで勉強会をされていたそうで。

では日本全国の室田さんファンの方、お待たせいたしました。

たんたんいおたん、かわいおたん
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むろたんいおたん、かわいおたん
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杉本先生いい男
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仲良く将棋のお勉強♪
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(元ネタのわからない方は、こちらからどうぞ)

1回目の次の一手の賞品を渡す際、室田女流初段がプレゼンターをやってくれたのですが、
複数種類の賞品から1つを選ぶ形式だったため、正解者がみんな選んだあと自分で持っていってしまう流れに。
プレゼンターではなくて、プレゼントの横で微笑む人になってました。
カワイイからそれで充分ですが。えぇ、えぇ。

解説が再開され、室田女流初段がしばし聞き手に。

中村九段「室田さん、関東のチャリティーの時は扇子に揮毫ありがとうございました」

室田女流初段「あ、いえいえ」

中村九段「他にも井道さんは自分で作っためざまし時計とアクセサリー。
山口さんは自分が勉強した詰め将棋の本と実戦で使ったハンカチを出してくれて
無事に落札していただきました。それで、6月にこちらでもチャリティーがあるんですね。」

室田女流初段「あるみたいですね〜」

中村九段「と、言うわけで室田さん、なんかちょ〜だい黒ハート

棋士会副会長の威厳溢れるお言葉の後は、指し手の解説が進みます。
2回目の次の一手はこの場面。
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かなり難しい場面とのことで、様々な候補手が挙げられていきます。
室田女流初段がそれをホワイトボードに書き出す係に。

候補手の中に「36歩」と「37歩」という手がありました、
それを室田女流初段がどう書いたかというと、こんな感じ。
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いおたん、マジ合理主義。

次の一手の後の休憩中に、指し手が進んだようでそれを確認する室田女流初段。
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見てすぐにこの表情。どうやら、候補手が当たってないようです。
おもむろにホワイトボードの前へ向かい…。
「証拠隠滅しちゃえ♪」
素早く候補手を全消去! 笑顔のブラックいおたんが降臨しました(笑)

中村先生が次の一手の解説を始めます。
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中村九段「いやぁ、次の一手さされたんですけど、(森内九段の名札を指して)
このオジサン強いらしくて…。
正解は▲4九歩です。 一手だけなら浮かぶんですけどねぇ」

というわけで正解者は0。全員を対象に抽選となりました。
「抽選になったら負け」と悟っているので、この時点で諦め。
そしてその通り、外れました。(´・ω・`)

終盤に入り、両者が慎重に読みを進めるようになると解説だけでは時間が余る
状態になってきました。
中村九段の自虐タイムスタート♪

中村九段「森内さんは、これだけ優勢なのに時間を使ってるってことは
終局後のインタビューの内容を考えているかもしれませんね。
実は私もタイトル戦で十数手の詰みを読みきって、余った時間で
終局後のインタビューになんて答えようか考えていたんですが、
途中の桂合いをうっかりしてまして…
その対局は負けました」

さらに話は「森内-郷田扇子事件」に飛びます。

中村九段「それまで森内さん一回もそんな事言った事なかったんですけどね。
大体、扇子なんて音がするものなんですよ。石田先生なんか頭バンバン叩いてますし。
郷田さんも何でそんなこと言われるのか理解できないって感じでした。
そして運の悪い事に、そういう時に限って私が立会人なんです。
毎日新聞の方と相談して何とか収拾できましたが」

もはや、何とコメントしたらいいかわかりません…。

程なくして、羽生名人投了。
解説会も無事終了となりました。

終了後、子供達がサインをねだられた中村先生が快く応じておられました。
自分も「不思議流 受けのヒント」を持ってくればよかった…。

総じて中村先生の独特の語り口を含めた話術で大変たのしめました。
この入場料なら解説なしの「中村修九段トークショー」でもいいです(笑)

次は棋聖戦と名古屋のチャリティーが連続であるので、その時レポートしたいと思います。
posted by 涼暮 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 大盤解説レポート

69期名人戦第三局 大盤解説会@名古屋 その1

5月6日に行われた、名人戦第3局の大盤解説会@名古屋に行ってきました。

解説会は18:00〜なのですが、14:00から解説に来られている中村修九段の
指導対局があったので、早めに出撃。

13:50頃に到着し、「指導対局できますか?」と聞くと「最後の1枠あります!」
とのことだったので、申し込み。 いやぁ、危なかった。
これで指導対局受けられなかったら、4時間どう時間つぶそうかと…。

指導対局はサックリと負かされますが、これはまた別の回で。

指導対局終わってすぐの17:00に開場。
場所は栄教室の隣の会議室。

人数にして50人弱ぐらいでしょうか。
割とゆったりした感じの解説会になりました。

18:00になって、中村九段が登場。
挨拶の後、宣伝タイム。

中村九段「連盟の仕事は宣伝が多いんです
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内容としては、6/26に東海地方で行われるチャリティーと、将棋連盟mobile、
駒桜の紹介でした。

そこから話は関東で行われたチャリティの話題に。

中村九段「オークションがあったので、私も色んな人から出品するものを
出してもらうよう、お願いしたんです。
森内さんが音にクレームをつけた郷田さんの扇子とか
丸山さんのヒエピタとか。

中村先生、目の付け所がかなりネタ方向。
でも欲しい。(もちろんネタ的に)

中村九段「でも、どっちも無かったみたいで。郷田さんは、もうどこかに
行ってしまったと。 丸山さんも捨てたしまったそうで」

そりゃ捨てますよね^^;

中村九段「郷田さんからは、最近3回ほど対局に使ったという扇子を
いただきました。 でも…白扇だったんですよねぇ
白扇もどうかと思ったんですが、無事若い女性の方に買っていただけました」

白くてもイケメンオーラ付ですから。えぇ、えぇ。

中村九段「森内さんからは、対局の時につけていたネクタイを提供して
いただいたんですが、これが意外に値段がつかない。本人には言ってませんが…。
私もネクタイを出したんですが、全く売れない。最後お情けで買っていただきましたが。
棋士のネクタイって需要ないのかなぁと思って、その場で渡辺竜王にネクタイを
提供していただいたのですが、これは2万円オーバーでした。」

チャリティネタでひとしきり盛り上がった後、本題の解説へ。

中村九段「名人戦第3局は宮崎で行われています。立会いは加藤先生!
加藤先生が立会いだと色々と大変なんです

場内爆笑。さすがひふみんネタ。鉄板です。

中村九段「いや、もちろん一生懸命やられているんですが、盤の位置とか照明とかを
対局者以上に気にするんですね」

そういえば以前、駒を選ぶ時に自分が選ぼうとして対局者の羽生さんが必死に
笑いをこらえてる場面がありましたが、どうやら毎度そんな感じなんですね。

さて、肝心の指し手の解説に入ります。
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後手の羽生名人がゴキゲン中飛車を選択し、先手の森内九段が流行の超速3七銀で立ち向かう形に。

序盤のうちは定跡の解説。
こういう所で聞くと印象に残って、結構身になる気がします。

解説は脱線しながらもスラスラと進み、47手目の局面。
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中村九段「こういう端歩を突くタイミングというのは、大変難しいんです。
加藤先生なんかは、この端歩を突くタイミングが抜群にうまいんですよ」

先ほどのフォローでしょうか(笑)。

そして現局面に追いついて次の一手になるわけですが、それがこの局面。
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中村九段「これは…、さすがに▲6七銀右しかないでしょう。まだ指してないですか?
でも、▲6七銀右を指したことにして次の一手やりましょう」

という事で、前代未聞の「想定局面での次の一手」となりました。
結局候補手を挙げている間に着手され、無事に通常の次の一手になりましたが。

予想の本命は角が逃げる手で、後はどこに逃げるかという予想になりました。
私はその後に△5九成銀とする形が味がよさそうだったので、△2六角を予想。
そして正解は△2六角で、見事正解!
しかも、用意した商品より正解者が少なかったので、正解者全員に賞品が♪

いただいたのは、内藤九段の「のびのびしみじみ五手詰」
おそらく次の一手で、初めてもらった賞品です。

次回へ続く…。
posted by 涼暮 at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大盤解説レポート